大雨が近づくたびに、どこを先に見ればいいのか迷う方は多いと思います。気象庁の警報なのか、横浜市の避難情報なのか、鶴見川の水位なのか。見るものが多すぎて、肝心なタイミングに判断が遅れてしまうんですよね。
港北区の地域情報メディア『こうほくぐらし』編集長のタカヒロです。わたし自身、台風が近づいてから慌てて情報を探した経験があります。以来、平時にどこを見ておくかだけ決めておく、という順番で動くようにしました。
この記事では、港北区で防災気象情報を追うときの見方と、公式で確かめたい先を順番に整理しています。
港北区で最初に見たい防災気象情報
雨が強くなってきたとき、わたしが最初に開くのは横浜市の防災情報ポータルです。警報・注意報の発表状況と、区ごとの避難情報が一か所でまとめて見られます。
ここを基点にしておくと、何をどこで確認すればいいかの迷いが少ない。そのあとで必要に応じて鶴見川の水位や土砂災害情報を追う、という順番が自分には合っています。
2026年5月29日から変わった警報の見方
2026年5月29日から、横浜市の気象警報等の発表区域が変わりました。これまで「横浜市全域」として一括で発表されていたものが、「横浜市北部」と「横浜市南部」に分けて発表されるようになりました。
港北区は「横浜市北部」に含まれます。北部には鶴見区・神奈川区・旭区・緑区・青葉区・都筑区・泉区・瀬谷区も含まれ、南部とは別の情報が発表されます。
この変更と同時に「新たな防災気象情報」の運用も始まっています。テレビや天気アプリで「横浜市」とだけ表示されている場合は、北部と南部どちらの情報かを確かめてみてください。
警報と避難情報はどこが違うのか
迷いやすいのが、警報が出ている状態と避難情報が出ている状態の違いです。警報は気象庁が発表するもので、大雨や洪水など気象上の危険を知らせます。避難情報は横浜市(区)が発令するもので、住民に行動を求める情報です。
警報が出ていないから安心、とは必ずしも言えません。地形の特性や降り方によっては、警報が出る前に状況が動くこともあります。
- 気象警報・注意報
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気象庁が発表。大雨・洪水・暴風など気象上の危険を知らせる情報。
- 避難情報(避難指示など)
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横浜市が発令。住民に避難行動を求める情報で、警報とは別に確認が必要。
横浜市と気象庁の情報は役割が違う
気象庁は気象上のリスクを、横浜市は住民の避難行動をそれぞれ担当しています。同じ「危険」を伝えていても出所が違うため、どちらか一方だけ見ていると情報が抜けることがあります。
気象庁と横浜市の両方を見る、という感覚だけ持っておくと動きやすいと思います。
鶴見川の情報を見るときに気にしたいこと
港北区内を流れる鶴見川は、亀の子橋と綱島に水位観測所があります。河川の水位情報は国土交通省 京浜河川事務所と横浜地方気象台が共同で発表しており、気象庁のサイトや市の防災情報ポータルから確認できます。
タカヒロ水位は「現在値」と「予測値」を一緒に見るといい
水位の数字だけ見ても判断がつきにくい。氾濫注意水位・避難判断水位・氾濫危険水位の段階と見比べると、今の状況がどのあたりにあるか分かりやすくなります。
新横浜・日吉・綱島周辺で気にしたいこと
港北区は駅エリアによって地形の高低差があります。綱島エリアは鶴見川に近く、川の水位上昇の影響を受けやすい低地です。新横浜や日吉は比較的高い位置にありますが、坂道の近くや地下部分では別の確認が必要です。
「区全体に避難情報が出ていないから自宅も大丈夫」とは限らない。自宅や通勤経路のエリアをハザードマップで先に確認しておくと、情報を見たときの判断がしやすくなります。
外出前と帰宅前に見たい情報の違い
外出前に見ておきたいのは、今日の天気予報と「横浜市北部」の警報・注意報の発表状況です。2026年5月29日以降は、天気サイトやアプリでも北部・南部が分かれて表示されるようになりました。
帰宅前は、最新の避難情報と鶴見川の水位をセットで見るようにしています。わたしは大倉山や菊名あたりを通ることが多いのですが、川に近い道を通るときは水位の動きが気になります。
ハザードマップを一緒に見ておく意味
ハザードマップは、リアルタイムの情報ではなく、あらかじめ浸水・土砂災害のリスクがある場所を地図で示したものです。港北区防災マップは区役所の防災情報ページから確認できます。
平時に自宅・職場・通勤経路の地図を一度見ておくだけで、リアルタイム情報を見たときの解釈が変わります。災害時に初めて開くより、今の静かな時間に見ておく価値があります。
港北区の公式で確かめたい情報源
情報を見る先が多いと迷いやすいので、平時に登録しておく先をあらかじめ決めておくと楽です。
警報・避難情報・河川情報をまとめて確認できる基点。bousai.city.yokohama.lg.jpで確認できます。
避難情報の発令状況、開設中の避難場所は区の公式ページで確認できます。
マイタイムライン登録でプッシュ通知が届く。ハザードマップの確認もできます。
警報・注意報・地震情報をメールで受け取れる。スマホが手元にないときも届きます。
よくある見落としと迷いやすい場面
見落としやすいのが、警報は「横浜市北部」という広い範囲で発表されることです。警報が出ていても自宅周辺が必ず危険とは限らず、逆に警報が出ていない段階でも自宅付近が低地なら早めに動く判断が要ります。
- 警報が出ていないから安全、とは限らない
- 区全体と自宅周辺の状況は必ずしも同じでない
- 河川情報は気象情報と別の発表元がある
- 北部・南部どちらの情報かを確認する
速報だけを急いで知りたい場合の注意
この記事は、どこを見てどう読み分けるかを整理することを目的にしています。速報をいち早く知りたい場合は、横浜市防災情報Eメールや横浜市避難ナビのプッシュ通知のほうが速く届きます。
情報を探すより先に通知が届く仕組みを持っておく、という考え方が、夜間や外出中には合いやすいと感じています。
今日の天気が静かなうちにやること
今日だけでよいので、横浜市避難ナビを開いてみてください。自宅の住所を入れてハザードマップを一度確認するだけです。浸水想定区域かどうかが分かると、次に大雨の予報が出たときに何を先に見るか、自然と決まってきます。
わたしも妻と一緒に避難ナビのマイタイムラインを設定したとき、自宅周辺の浸水ランクを初めてちゃんと確認しました。思っていたより低地だったので、それ以来、鶴見川の水位を台風のたびに見るようになりました。
雨が強くなってから慌てて調べるより、今の静かな時間にひとつだけ確認しておく。それだけで気持ちの余裕が変わると感じています。まずは避難ナビで自宅の地図を開いてみてくださいね。













