産後ケアホテルという言葉は見かけたけれど、横浜市で何が対象になるのか、どこに聞けばいいのか、迷ったままになっていませんか。
港北区を拠点に地域情報メディア『こうほくぐらし』を運営している、編集長のタカヒロです。わたし自身、制度の入り口がどこか分からず、問い合わせ先を調べるだけで時間を使った経験があります。
この記事では、横浜市の産後ケア事業の種類と費用の目安、申請の順番、そして港北区から動きやすい施設3か所を整理しています。
最初に迷いやすいのが「制度の名前」の問題
「産後ケアホテル助成金」という言葉で検索すると、いくつかの情報が出てきます。ただ、横浜市には「産後ケアホテル」という名称の制度はありません。
正式には横浜市産後母子ケア事業という名前で、ホテルや助産院などに宿泊・通所してケアを受けるタイプが含まれています。名前が一致しないまま検索を続けると、公式情報にたどり着きにくいのでここは先に押さえておくと楽です。
横浜市の産後ケア事業には三つの類型がある
横浜市の産後母子ケア事業は、大きく三つの使い方に分かれています。どれが自分の状況に合うか、最初にここを見ておくと選びやすくなります。
- 訪問型
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助産師が自宅を訪問し、授乳や育児の相談に対応します。
- デイケア(通い型)
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施設に日帰りで通い、8時間のサポートを受けます。昼食付き。
- ショートステイ(宿泊型)
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1泊2日以上、施設に宿泊してケアを受けます。食事付き。
「ホテル型」として紹介されることが多いのは、このうちショートステイです。ただし実際に利用できる施設は助産院や病院が中心で、一般のホテルとは異なります。
令和8年4月から制度が変わっています
2026年4月から制度の内容が見直されました。少し前の情報を見て「自分は対象外かも」と思った方は、最新の公式案内を確認し直してみてください。
主な変更点は次の通りです。
- デイケアの利用条件が撤廃された
- デイケアの対象期間が生後6か月未満に延長
- 妊娠28週以降から申請できるようになった
- 申請はアプリ「パマトコ」から受け付け
特にデイケアは、以前は「心身の不調や育児不安がある方」という条件がありましたが、それが外れました。対象が広がっているので、一度確認してみる価値があります。
自己負担額の目安を先に知っておきたい
制度を利用するときに「いくら自分が払うのか」は、最初に気になるところだと思います。2026年4月時点での自己負担額の目安を確認しておきます。
| 類型 | 自己負担額の目安 |
|---|---|
| 訪問型 | 1回(90分程度)1,500円 |
| デイケア | 1日 2,400円 |
| ショートステイ | 1泊2日 6,000円(追加1日3,000円) |
生活保護世帯・市民税非課税世帯は自己負担が免除になる場合があります。該当するかどうかは申請前に区の窓口で確認してください。
申請から利用までの流れをざっくり把握する
訪問型・デイケア・ショートステイで流れが少し異なります。ショートステイは特に手順が多いので、先に全体像を確認しておくと焦りにくくなります。
申請前に港北区こども家庭支援課の保健師・助産師と面談します。
横浜市の子育て応援アプリ「パマトコ」の申請フォームから申請します。
審査完了まで約10営業日かかります。GW・年末年始前後は余裕を持って動くと安心です。
承認通知が届いてから、出産後に希望施設へ直接予約します。
「承認前に施設を予約しても使えない」という点は見落としやすいので注意が必要です。施設への電話は、かならず承認通知を受け取ってからにしてください。
港北区から動きやすい施設を三つ紹介する
横浜市の委託施設は市内各地に23か所あります。港北区からは、区内と隣接エリアにいくつか選択肢があります。わたしが気になったのは、区内で直接行けるかどうかという点。施設まで乗り換えが多いと、産後の体にはなかなか負担になるんですよね。
以下の三つは、横浜市の公式施設一覧に掲載されている施設です。料金・対象・実施状況は変更になる場合があるため、必ず各施設に直接確認してください。
夢見産婦人科(港北区大曽根台)
港北区内に位置するクリニックで、横浜市の委託を受けたショートステイとデイケアの両方を実施しています。分娩施設でもあるため、当院で出産されたママが続けてショートステイを利用する流れが自然につながっています。
自費でのショートステイ(1泊2日)は40,000円、デイケアは18,000円が案内されています。横浜市の助成を使う場合は自己負担額が変わるので、区役所の承認後に施設へ確認を。
- 電話:050-1807-0053
- 住所:横浜市港北区大曽根台
- 公式:yumemi-sanfujinka.com
けいゆう病院(西区みなとみらい)
みなとみらいにある総合病院で、横浜市内でも分娩件数が多い施設のひとつ。産後ケアはショートステイのみの対応で、助産師による授乳相談や沐浴指導が受けられます。
港北区からは東横線で菊名や大倉山から乗り換えなしで横浜へ出て、みなとみらい線に乗り継ぐルートが現実的です。産後の体で遠出するのはしんどいので、家族に送迎してもらえるか先に確認しておくといいかもしれません。
タカヒロ送迎の段取りを先に決めておくと当日に焦りません
- 電話:045-221-8181
- 住所:横浜市西区みなとみらい3-7-3
- 公式:keiyu-hospital.com
のじり母乳育児相談室(港北区日吉本町)
港北区日吉本町にある助産所で、横浜市の委託施設一覧にデイケア対応施設として掲載されています。助産所ならではの少人数での対応が期待できる施設です。
日吉本町は、日吉駅からほど近いエリア。大倉山や綱島からも東横線・目黒線で一本なのでアクセスは悪くありません。ただし、施設の受け入れ状況や実施日程は変わることがあるため、必ず先に電話で確認してください。
公式情報は横浜市産後母子ケア事業(ショートステイ・デイケア)の施設一覧ページで最新の連絡先を確認してください。
港北区で確認できる窓口と公式情報の調べ方
港北区の場合、相談・面談・申請のいずれも港北区福祉保健センターこども家庭支援課が窓口です。電話番号は045-540-2365、月曜~金曜(祝日・年末年始除く)に対応しています。
ショートステイの面談は平日のみ。土曜に仕事が休める方でも、面談の調整は平日に行う必要があるので、スケジュールを早めに確認しておくと動きやすいです。
横浜市の最新施設一覧と申請フォームは、子育て応援アプリ「パマトコ」のページで確認できます。施設ごとの実施状況や連絡先は変わる場合があるため、利用前に公式情報を必ず確認してください。
今週、まず一つだけ動くとしたら
制度を全部把握してから動こうとすると、出産後の体と時間ではしんどくなりがちです。今週できる一歩として、横浜市の公式ページで施設一覧のPDFだけ開いてみてください。港北区から行けそうな施設の名前を一つメモしておくだけで、その後の動きがずいぶん変わります。
ショートステイを考えているなら、面談が平日限定という点と、承認まで約10営業日かかるという流れを早めに知っておくといいと感じています。妊娠中から動いておくほうが、産後に余裕が生まれます。
「全部調べてから」より「まず一か所に電話してみる」のほうが、実は早く動けることが多いです。港北区の窓口に電話して、現状を話してみるだけでも次が見えてきます。この記事がその一歩のきっかけになったらうれしいです。













