預かり保育に補助が出るらしいと聞いても、いざ調べ始めると制度の話と園ごとの運用が混ざって、どこから手をつければよいか迷ってしまいますよね。
港北区在住の地域情報メディア『こうほくぐらし』編集長、タカヒロです。わたしも子どもの入園前に同じ場面で立ち止まった経験があります。費用の話と使い方の条件が一緒に出てくるので、整理する順番を先に決めておくと動きやすいと感じています。
この記事では、横浜市港北区で幼稚園の預かり保育を検討するときに見ておきたい制度の考え方、認定区分の違い、港北区内で市型預かり保育を実施している園の具体例を順番に整理します。
預かり保育の補助が分かりにくい理由
預かり保育の補助は、「無償化」という言葉だけで検索すると情報量が多すぎて迷います。保育所の話と幼稚園の話が同時に出てくるうえ、補助の仕組みが施設の種類によって異なるためです。
大きく分けると、「幼稚園の保育料の無償化」と「預かり保育の補助」は別の話。預かり保育の補助を受けるには、別途、保育の必要性があると認められる必要があります。
横浜市でまず見ておきたい制度の構造
横浜市の預かり保育の補助は、大きく二つに分かれます。一つは国の無償化の仕組みを使うもの、もう一つは横浜市が独自に運営する「横浜市型預かり保育(わくわく!はまタイム)」です。
後者は、対象の認定園(令和8年4月現在238園)に通う園児が就労などの条件を満たすと、利用料が実質0円になる制度です。まずこの二つの存在を分けて頭に置いておくと、調べるときに混乱しにくくなります。
タカヒロ制度の名前が複数あるのが混乱の元、と感じています
新2号認定など区分の意味を知っておく
預かり保育の補助を受けるには「施設等利用給付認定2号(いわゆる新2号認定)」という認定が必要になるケースがあります。幼稚園に通いながら、保育の必要性があると市に認められた状態をこう呼びます。
- 給付認定1号
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教育部分のみの利用。預かり保育を無償で使うには別途条件あり。
- 新2号認定(施設等利用給付認定2号)
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幼稚園利用+保育の必要性ありの認定。預かり保育の補助を受けられる。
- 施設等利用給付認定3号(満3歳児向け)
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満3歳児(年度内に3歳になる子ども)が対象。利用要件と上限額が異なる。
認定区分によって補助の上限額や手続き先が変わります。港北区の場合、申請窓口は港北区こども家庭支援課になります。詳細は横浜市の公式ページと各園に確認してください。
補助の対象になりやすい状況とそうでない状況
先に確認しておきたいのは、就労など「保育の必要性の認定要件」を満たすかどうかです。月48時間以上の就労、介護、在学などがその代表的な例として挙げられています。
- 月48時間以上就労している(在宅・外勤問わず)
- 家族の介護を行っている(証明書類あり)
- 大学や職業訓練校などに在学中
- 求職活動中(申立書が必要)
一方、育児休業中の場合は市型預かり保育を利用できません。これは見落としやすい点で、わたしも園の説明会で初めて知りました。復職のタイミングを考えている方は、先に確認しておく価値があります。
上限額の仕組みを費用と分けて見る
3歳から5歳クラスの預かり保育の補助上限は月額11,300円です。ただし「月額11,300円まで無料」という単純な話ではありません。
横浜市の計算式は「450円×その月の利用日数」と「実際の預かり保育料」を比べて、小さいほうの金額が月額11,300円を上限として補助されるという仕組みです。利用日数が少ない月は補助額も小さくなります。
市型預かり保育(わくわく!はまタイム)の対象園で新2号認定を持っている場合は、利用料の実質負担が0円になります。補助の受け取り方が園経由か保護者請求かも、施設の種類によって異なります。
私学助成幼稚園と施設型給付の違いを整理する
港北区内の幼稚園は大きく「私学助成幼稚園」と「施設型給付を受ける幼稚園・認定こども園」に分かれます。どちらに通うかで、補助の受け取り方が変わります。
| 施設の種類 | 預かり保育補助の受け取り方 |
|---|---|
| 私学助成幼稚園 | 保護者が横浜市へ請求する(市型預かり保育除く) |
| 施設型給付幼稚園・認定こども園 | 園が代わりに受領(保護者請求不要) |
請求が必要かどうかを知らないまま利用期間が終わると、補助を受け損ねることがあります。在籍する園がどちらの種類かは、入園前の説明会や区のこども家庭支援課で確認できます。
港北区内で市型預かり保育を実施している園を3つ見てみると
実際にどんな園が認定を受けているのか、港北区内から3つを取り上げます。あくまでも情報収集のきっかけとして参考にしてください。料金・時間・定員などは変わることがあるため、見学前後で各園の公式情報を直接確認してみてください。
- 認定こども園しのはら幼稚園(篠原町)
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岸根公園駅から徒歩3分、新横浜駅からも徒歩11分ほど。2021年10月に園舎が新しくなりました。施設型給付を受ける認定こども園で、市型預かり保育の認定園。見学は電話予約で随時受付中。公式サイト:shinohara.ed.jp
- 小机幼稚園(小机町)
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施設型給付園のため保育料は無償。特定負担金(環境整備費・保育充実費)が月計2,000円程度。市型預かり保育の認定園。入園後に給付認定の書類を園経由で提出できる仕組みで手続きがまとまりやすい。公式サイト:kozukue.ed.jp
- 綱島幼稚園(綱島西)
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市型預かり保育(平日型)を実施。7:30~18:30の時間帯で対応。園独自の「つなっこ」(1,000円/回、おやつ込み)も別途あり。課外教室(体操・英会話・ダンス)も利用可。公式情報は横浜市幼稚園協会ページから確認できます。
同じ「市型預かり保育あり」でも、開設時間の型(平日型か通常型か)や独自の預かり時間の設定は園ごとに違います。働き方や利用したい時間帯と合うかを見学で聞いてみるのが、一番早い確認方法です。
園ごとに異なりやすい運用を知っておく
市型預かり保育の開設時間は平日型・通常型で異なります。平日型は土曜日が休園で長期休業期間中は最大5日間の休園がある一方、通常型は土曜日も開設しています。
長期休みの対応、定員、申込のタイミングは園ごとに異なります。見学のときに聞いておくと、働き方と合うかを判断しやすくなります。
申請前にそろえておきたい書類の種類
新2号認定を申請する場合、港北区こども家庭支援課での手続きが必要です。書類の種類は就労状況によって変わります。
在宅・外勤問わず、月の就労時間と雇用形態を確認しておく。
私学助成か施設型給付かで提出先と手続きの流れが変わる。
取得後、園に提示することで市型預かり保育の利用が始まる。
市型預かり保育の利用要件を満たすケース(給付認定1号+就労証明書の提出)なら、横浜市への手続きは不要で、書類を園に出すだけで済む場合もあります。わたしが確認したときは、手続き先が思ったより少なくて助かりました。
横浜市の公式情報を確認する場所
制度の詳細は横浜市のウェブサイト「幼児教育・保育の無償化」ページと「わくわく!はまタイム」ページが出発点になります。電話での問い合わせ窓口として、無償化専用ダイヤル(045-840-6064)が土日祝も含めて開設されています。
港北区の認定申請は、港北区こども家庭支援課が窓口です。金額や日数は年度ごとに変わることがあるため、利用前に公式情報を確認してください。
よくある確認漏れとその対策
迷いやすいのが、認定取得の前に預かり保育を使い始めてしまうケースです。認定が下りる前の利用分には補助が適用されないことがあります。
- 認定前に預かり保育を使って補助が出なかった
- 請求が必要な園なのに手続きを忘れていた
- 育休中に申請したが対象外だった
- 上限額だけ見て利用日数の計算を見落とした
どれも「分かっていれば防げた」内容です。入園前か入園直後の早いタイミングで、園とこども家庭支援課に一度聞いておくと安心です。
今日から動けることを一つだけ決めておく
預かり保育の補助は、制度・認定・園の運用という三つが重なる話です。一度にすべてを把握しようとすると疲れるので、まず「通う予定の園が市型預かり保育の認定園かどうか」を横浜市の認定園名簿で確認するだけでも、今日の一歩になります。
名簿で確認したあとは、気になる園に見学の予約を入れてみるのが、わたしには合っていると感じています。細かい計算は後でよくて、まず「この園で補助を使えるか」を直接聞いてから次の話に進む順番のほうが、迷わないと思います。
入園の準備は決めることが多くて大変ですが、補助の話は少し先に知っておくだけで気持ちが楽になります。今週末、認定園名簿を一度開いて気になる園に印をつけてみてくださいね。













