墓じまいを考え始めたとき、まず気になるのは費用ではないでしょうか。墓石の撤去だけで済むのか、横浜市や港北区に補助制度があるのか、新しい納骨先にはいくらかかるのか。調べてみると、いくつもの費用や手続きが関係していることが分かります。
地域情報メディア『こうほくぐらし』編集長のタカヒロです。墓じまいでは、費用とあわせて「どこで何を確認するのか」を知っておくことも大切です。特に改葬許可は、住んでいる場所ではなく、現在の墓地がある自治体へ申請します。
この記事では、横浜市の補助制度の有無や墓じまいにかかる費用、改葬許可の手順について紹介します。制度や手続きは変更されることもあるため、実際に進める際は、横浜市の公式情報や墓地管理者の案内もご確認ください。
横浜市に墓じまいの補助制度はある?
横浜市は、墓じまいに関する補助金制度はないと案内しています。現時点では、墓石の撤去費用や永代供養料などに、市から補助金が支給される制度はありません。
ただし、今後も制度が新設されないとは限りません。墓じまいを始める際には、横浜市の公式ページで最新の情報を確認してください。
タカヒロ補助金の有無は、見積もりを取る前に確認しておきましょう
ほかの自治体で墓じまいの補助制度を見つけても、横浜市で同じ制度を利用できるわけではありません。対象となる地域や条件は自治体によって異なるため、現在の墓地がある自治体の情報を確認する必要があります。
墓じまいにかかる費用
墓じまいでは、墓石の撤去だけでなく、新しい納骨先や供養などにも費用がかかります。すべてをまとめて考えると内訳が分かりにくくなるため、項目ごとに分けて見ていきましょう。
- 墓石の撤去費用
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墓石を解体・撤去し、墓地を返還できる状態に戻すための工事費です。必要な工事の範囲は、墓地によって異なります。
- 改葬に関わる費用
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遺骨を移すための手続きや、新しい墓地・納骨堂などで必要になる費用です。
- 寺院や霊園に関わる費用
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閉眼供養などを行う場合は、寺院へのお礼が必要になることもあります。墓地を返還するときの条件や費用は、契約内容や規約によって異なります。
永代供養を選ぶ場合も、納骨方法や人数などによって金額が変わります。見積もりは費目ごとに分けて確認すると、何にいくらかかるのか把握しやすくなります。
改葬許可と墓石の撤去は別の手続き
改葬とは、現在の墓地や納骨堂から、別の墓地などへ遺骨を移すことです。遺骨を移すには改葬許可が必要ですが、これは墓石の撤去工事とは別の手続きになります。
横浜市では、現在の墓地管理者から埋蔵証明を受けたうえで、改葬許可を申請します。新しい納骨先にも、受入れの手続きや必要書類があるかを事前に聞いておきましょう。
撤去工事の日程を先に決めてしまうと、書類の準備が間に合わないこともあります。まずは改葬許可の流れを確認し、その後で工事の日程を相談するとスムーズです。
申請先は港北区役所とは限らない
港北区に住んでいても、改葬許可の申請先が港北区役所になるとは限りません。申請先は、現在遺骨が納められている墓地や納骨堂の所在地を管轄する市区町村です。
現在の墓地が横浜市内にある場合は、その墓地がある区の区役所戸籍課へ申請します。墓地が港北区内なら港北区役所戸籍課、市外なら墓地所在地の自治体が確認先です。
自宅と墓地の所在地が異なる場合は、申請先を間違えやすくなります。最初に墓地の住所を調べておくと、どの自治体へ問い合わせればよいか分かります。
補助金以外の費用も確認する
横浜市には墓じまいに関する補助金制度がないため、墓石の撤去費用や永代供養料などは、基本的に自己負担として考える必要があります。それぞれの金額は、墓地や納骨先へ個別に確認します。
墓石の撤去費用だけを比べても、墓じまい全体の金額は分かりません。閉眼供養を行うか、新しい納骨先にいくらかかるかなども含めて確認しましょう。
- 墓石の解体・撤去にかかる工事費
- 墓地を返還する際の条件や費用
- 新しい納骨先の契約・納骨費用
- 閉眼供養などを行う場合の費用
補助金が支給される前提で契約しないことも大切です。見積もりを取るときは、金額だけでなく、どこまで含まれているのかも確認してください。
改葬許可を申請するまでの流れ
横浜市の案内では、まず新しい墓地などの改葬先を決め、改葬許可申請書を用意します。その後、現在の墓地管理者から埋蔵証明を受けて申請する流れです。
横浜市へ申請する場合は、埋蔵証明を受けた改葬許可申請書を提出します。現在の墓地使用者と申請者が異なる場合は、委任状や承諾書などが必要になるため、誰が使用者になっているのかも確かめておきましょう。
墓地の住所を調べ、改葬許可を申請する自治体を確認します。
受入れ方法や、納骨先で必要になる書類を確認します。
埋蔵証明や墓地の返還条件、撤去工事について確認します。
申請方法や書類の扱いは、自治体によって異なる場合があります。工事日を決める前に、墓地所在地の自治体と墓地管理者の両方へ確認しておくとよいでしょう。
返還条件は寺院や霊園によって異なる
墓地を返還するときの条件は、寺院や霊園によって異なります。墓石をどこまで撤去するのか、指定された工事業者がいるのか、返還前に必要な手続きがあるのかを確認してください。
墓地の使用許可証や契約書が手元にある場合は、一度内容を見直しておきましょう。分からない部分をメモしておくと、管理者へ問い合わせる際にも伝えやすくなります。
規約を読んでも返還条件が分からない場合は、自分だけで判断せず、該当する箇所を示して墓地管理者へ確認するのが確実です。
家族と話しておきたいこと
墓じまいでは、手続きや費用だけでなく、遺骨をどこへ移すのかも決めなければなりません。今の墓を誰が管理しているのか、新しい納骨先に何を希望するのかを、家族で話しておく必要があります。
すぐに結論を出すのが難しい場合は、現在の墓地使用者と墓地の住所を確かめるところから始めてもよいでしょう。
費用だけで急いで決めると、あとから納骨先や供養について家族の希望が出てくることもあります。まずは話せる範囲から、少しずつ考えてみてください。
自治体と墓地管理者で確認する内容を分ける
改葬許可の申請方法や必要書類は、墓地所在地の自治体へ確認します。現在の墓地が横浜市内にある場合は、墓地のある区の区役所戸籍課が申請窓口です。
一方、墓石の撤去工事や墓地の返還条件については、現在の墓地管理者へ確認します。自治体の手続きと寺院・霊園の規約は別のものとして考えると分かりやすいでしょう。
横浜市は現在、墓じまいに関する補助金制度はないと案内しています。制度や手続きが変更される可能性もあるため、申請や契約の前に最新の公式情報を確認してください。
まずは墓地の書類を探してみる
何から始めればよいか迷ったら、まずは墓地の使用許可証や契約書、古い領収書などを探してみましょう。書類が見つからなくても、墓地の名前や住所が分かれば、問い合わせ先を調べられます。
港北区に住んでいても、墓地が市外にあれば改葬許可の申請先は変わります。見積もりを取る前に、現在の墓地がどこにあるのかを確認しておきましょう。
はじめに「墓地の名前」「所在地」「現在の使用者」の三つを書き出しておくと、自治体へ確認することと墓地管理者へ聞くことを分けやすくなります。













