横浜F・マリノスと横浜市が防災協定 港北区で暮らす人が今見直したい3つのこと

日産スタジアムでの試合を見に行く人も、普段は新横浜駅を通るだけの人も、防災の話は気になりながら後回しになりがちです。自宅の近くで何を見ればいいのか、地図を開いても少し迷います。

こうほくぐらし編集長のタカヒロです。わたしも帰り道に大倉山や菊名を通るとき、家族と離れている時間に何かあったら、まずどこへ向かうかを考えることがあります。

今回の協定で今すぐ制度が変わるわけではありません。けれど、港北区で暮らすみなさんが自宅周辺の地図と家族の連絡方法を見直す、ちょうどよいきっかけにはなりそうです。

目次

マリノスと市が結んだ協定の中身

横浜F・マリノスと横浜市防災・危機管理統括本部は、2026年9月19日に防災と減災の市民啓発に関する協定を結びました。スポーツの持つ力を生かし、防災や減災を知るだけでなく、日頃の行動につなげるきっかけをつくる取り組みです。

今後は、啓発イベントや選手を起用した動画などを通じた発信が予定されています。協定そのものが避難所や警報の仕組みを変えるものではありません。

タカヒロ

まずは自宅まわりから見ておくと安心

港北区の暮らしに関係する理由

日産スタジアムがある港北区では、試合やイベントを通じて防災情報に触れる機会が増えるかもしれません。けれど備えの出発点は、スタジアムではなく、ふだん過ごす自宅と通勤・通学先です。

大倉山や菊名、新横浜などは、駅を使う時間帯によって人の流れも変わります。大雨や地震のあとに帰宅する場面を想像すると、いつもの道だけに頼らない準備も気になります。

今すぐ変わる制度はあるのか

今回の発表で、避難所の利用方法や警報の基準が新しくなったわけではありません。現時点では、市とクラブが防災情報を届けるための連携を始めた段階と受け取るのが自然です。

イベントの日程や動画の公開時期など、今後の具体的な案内は公式発信を確認しておくとよさそうです。新しい企画の案内は公式発信で追うくらいが無理のない付き合い方でしょう。

最初に自宅周辺で見る地図

防災の地図は一度に全部読む必要はありません。横浜市では、地震、浸水、土砂災害、避難場所、災害時給水所などの情報を案内しています。まず自宅住所の周辺から見るのが現実的です。

地震のとき

自宅周辺の地域防災拠点や広域避難場所などを確認し、それぞれがどんなときに使う場所なのかも一緒に見ておきます。

大雨のとき

浸水や土砂災害に関する地図で、家の近くに注意が必要な場所がないかを見ます。

地図を見て場所がつかみにくいときは、画面だけで済ませず、休日に近くまで歩いてみるのも一つです。夜や雨の日に見える景色とは違うため、まず昼のうちに入口や周辺の道を見ておくと場所を覚えやすくなります。

避難場所は目的別に見ておく

避難場所は、どんな災害でも同じ場所へ行くという意味ではありません。切迫した災害から身を守るための指定緊急避難場所、大規模な延焼火災から離れるための広域避難場所、地震で自宅での生活が難しくなった場合に避難生活を送る地域防災拠点など、それぞれ役割があります。

見ておきたい場面公式情報で確認するもの
災害の危険から身を守る必要があるとき災害の種類に応じた指定緊急避難場所
地震による大規模な火災が広がるとき広域避難場所
地震で自宅での生活が難しい場合地域防災拠点(指定避難所)
大雨が続くとき浸水・土砂災害の危険がある区域と、その時点の避難情報

実際にどの施設が開くかは、災害の種類や状況で変わります。地図で場所を知ることと、そのときの市や区の案内を見ることは、分けて考えておくとよさそうです。

家族で先に決めたい連絡のこと

家族が別々の場所にいる平日は、連絡が取れない時間もあります。わが家でも、子どもの学校や習い事の時間と、親の帰宅時間が重なる日は、すぐ集まれない前提で考えるようにしています。

  • 家族が連絡を取りにくいときに使う連絡先
  • 自宅に戻れない場合に集まる場所
  • 子どもの学校や園から届く連絡の受け取り方
  • 家族以外に伝えておきたい連絡先

全部を一度に決めようとすると話が止まりやすいものです。夕食後に十分ほど使って、連絡先だけ決める日があっても十分。家族が知っている連絡先をそろえるところから始められます。

備蓄は使う場面を思い浮かべる

非常用品は、箱に入れておけば終わりではありません。水や食品の置き場所が分からなかったり、電池のサイズが合わなかったりすると、いざというときに手間取ります。普段の買い物で少しずつ補える物もあります。

まずは普段使いの食品や飲み物を少し多めに置き、使った分を補う方法なら続けやすいでしょう。子どもがいる家庭は、食べ慣れた物や必要な衛生用品も、家族で一度見ておきたいところです。

マリノスの発信で期待できること

選手が登場する動画やイベントは、防災を少し身近に感じる入口になりそうです。子どもと一緒に見るきっかけにもなりますし、普段は行政の防災情報を開く機会が少ない人にも届く可能性があります。

ただ、啓発を見たあとに必要になる情報は、住所や家族構成で異なります。動画で気になった言葉があれば、横浜市の防災情報に戻り、自宅周辺の地図へつなげる。この順番なら迷いにくいと思います。

公式情報を見に行く順番

情報が多いと、どこから開くかで止まってしまいます。横浜市の防災関連ページでは、地震、風水害、避難場所、給水所などの情報が案内されています。最初は自宅近くの情報だけでかまいません。

STEP
自宅の住所で地図を開く

地震や浸水の情報を見て、近くの避難場所や注意が必要な場所を拾います。避難場所は名称だけでなく、どんな災害のときに使う場所なのかも確認します。

STEP
家から歩く経路を想像する

坂道や川沿い、夜間に通りにくい場所がないかを、普段の道と比べて見ます。

STEP
家族に一つだけ伝える

連絡先か集合場所のどちらかを決め、全員が分かる場所に残しておきます。

開設される避難場所や避難情報は、災害の種類や状況によって異なります。災害が近づいているときや実際に発生したときは、横浜市と港北区の公式発信で、その時点の案内を確認してください。

今週末に家族でできる小さな準備

今週末のどこかで、スマートフォンの地図を開き、自宅近くの避難場所を一つ見てみてください。場所の名前だけでなく、どんなときに使う場所なのか、そこまでどの道を通るのかを家族で話すだけでも、最初の準備になります。

わたしは、地図だけ見ても距離感がつかめないと後回しにしがちです。だからこそ買い物や散歩のついでに近くを通り、入口や周辺の道を見ておくほうが頭に残ります。

マリノスの発信をきっかけに、防災を特別な話にしなくても大丈夫です。まずは暮らしに近い場所を一つ確認して、その内容を家族と共有するところから始められます。

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情報は更新時点のものです。最新情報は公式サイトもあわせてご確認ください。

この記事を書いた人

 「こうほくぐらし」編集長・タカヒロ

港北区在住のタカヒロです。地域情報メディア『こうほくぐらし』で、地元で役立つ情報を発信しています。

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