子どもの体調が急に崩れたとき、仕事をどうするかを考えながら病児保育を調べるのは、かなりしんどい作業です。病気で不安な状況の中で「利用条件は」「登録は必要か」「当日でも動けるのか」を一から調べる負担は、思っている以上に大きい。
港北区在住で地域情報メディア『こうほくぐらし』の編集長をしているタカヒロです。港北区で調べる場合、横浜市の案内と各施設の運用の両方を見る必要があります。わたし自身、制度の仕組みを後になって知ったことが何度かありました。
この記事では、病児保育と病後児保育の違いから、港北区内の実施施設の紹介、事前登録・当日書類・料金の確認まで、利用前に見ておきたい点を整理しています。
病児保育と病後児保育、何が違うのか
よく混同されますが、横浜市の制度では、この二つは別々の事業として運営されています。
- 病児保育
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病気の急性期・療養中のお子さんを預ける。医療機関に併設した施設で看護師・保育士が対応。
- 病後児保育
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病気の回復期にあり、集団保育が難しいお子さんを預ける。保育所に併設した施設で対応。
かかりつけ医が「まだ病気の状態」と判断した場合、病後児保育は利用できません。どちらの区分になるかは施設ではなく医師の判断になります。
港北区内の病児保育3施設を確認する
横浜市の公式一覧(2026年3月更新)で確認できる港北区の病児保育施設は現在3か所です。いずれも医療機関に併設した施設で、看護師・保育士が対応します。
大倉山に2施設、日吉に1施設。大倉山のほうが駅から近く、平日の動きやすさという点では確認しやすい立地です。
- くりっこ病児保育室(シブヤチャイルドクリニック)
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大倉山駅から徒歩5分、ナビウス大倉山1階。保育時間は8:30〜18:00(月〜金)。予約は電話・WEB対応。
- 横浜市大倉山病児保育室アクアマリン(おおそねクリニック)
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師岡町1148-1(大倉山エリア)。予約はWEBのみ。保育時間など詳細は施設公式サイトで確認を。
- 病児保育室みらい(さとう小児科クリニック)
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日吉5-15-45、2階。保育時間は8:30〜18:00(月〜金)。予約は電話・WEB対応。当日8:30以降は電話のみ。
3施設すべて、利用料は1日2,000円(横浜市統一)。各施設の公式サイトURLは横浜市「病児・病後児保育施設一覧」ページからリンクで確認できます。
病後児保育は港北区内に施設がない
先に結論を言うと、病後児保育の施設は現在、港北区内にはありません。横浜市の公式一覧では神奈川区・南区・磯子区・金沢区の4か所のみです。
回復期の預け先を検討している場合は、区をまたいで通う前提になります。通える範囲かどうかは、実際の交通手段を確認してから判断するほうが無理がありません。
事前登録がいるかどうかの見方
迷いやすいのが、「登録なしでいきなり使えるのか」という点です。横浜市の病児保育は、原則として事前登録が必要です。施設によっては当日でも空きがあれば登録できるケースもありますが、前提として登録済みの状態が安心。
登録は施設ごとに行います。くりっこ・アクアマリン・みらいのうち複数を候補にする場合、それぞれに登録が必要です。WEB予約システムを使う施設と電話受付のみの施設で手続きが異なりますので、施設のページで確認してください。
当日予約で迷いやすい流れを整理する
「当日の朝に動けるのか」は、最初に気になる点だと思います。施設によって当日予約を受けているかどうかは異なります。みらいの場合、当日8:30以降はWEB予約ではなく電話のみの受付になります。
タカヒロ当日8時30分以降は電話で確認する施設もあります
症状が落ち着いて利用しなくなった場合は、速やかなキャンセル連絡が必要です。他の方が使えなくなるので、ここは早めに動く必要があります。
利用連絡書と当日に必要な書類の確認
横浜市の病児保育では、かかりつけ医が記入する「利用連絡書(第4号様式)」が必須です。いわゆる「診断書」とは別の書類で、かかりつけ医に作成を依頼します。
休日急患診療所では原則この書類を作れません。同じ月に2回以上の作成は、2回目以降が保険外の全額自己負担になります。急いでいるときにここで一度止まりやすいので、かかりつけ医への確認は早めにしておくと楽です。
持ち物と当日の流れで見落としやすいこと
当日は利用連絡書のほか、利用申込書(第5号様式)も提出します。書類は事前にダウンロードして記入しておくと、当日の朝に慌てずに済みます。
利用登録票(第3号様式)を施設に提出。施設によっては追加書類が必要な場合もあります。
利用連絡書(第4号様式)を医師に作成してもらいます。休日急患では原則作成できません。
予約方法は施設ごとに異なります。WEB・電話のどちらかを施設ページで確認してください。
利用連絡書と利用申込書(第5号様式)を施設に持参します。
食事はお弁当持参か施設での提供かが分かれます。くりっこは有料(500円)で食事を用意しています。離乳食・おむつが不足した分も有料になる場合があるので、あらかじめ施設に確認を。
料金と減免で確認しておきたいこと
横浜市の病児保育の利用料は、1日あたり2,000円が基本です。途中からの利用でも金額は変わりません。
市内在住で生活保護世帯・市民税非課税世帯・ひとり親家庭等福祉医療証交付世帯の方は、証明書類を提示することで全額減免になります。減免を受けるには当日の証明書類持参が必要です。詳細は横浜市公式ページで確認してください。
利用しにくいケースと向かない場面を知る
対象年齢は基本的に生後6か月から小学校6年生までです。ただし施設によって上限が異なる場合があります。
- 麻しん(はしか)は対象外
- 流行性角結膜炎(はやり目)は対象外
- 新型コロナウイルス感染症は対象外
- 病気が重篤で状態不安定な場合も受入不可
「登録さえしてあれば使える」というわけではなく、定員の状況や症状によっては当日断られることもあります。空き状況の確認は早めに動く必要があります。
仕事・保育園との兼ね合いで考えたいこと
3施設とも保育時間は8:30〜18:00(月〜金)です。仕事の都合とこの時間がかみ合うかどうか、実際に登録する前に確認しておくと無理がありません。
病後児保育の場合は7:30開室の施設もありますが、港北区内には施設がないため通う距離の見当もつけておく必要があります。通えるかどうかは、地図を見て交通手段を実際に確認してからでないと判断しにくいと思います。
今日から動くための一歩の決め方
制度を知っておくのと、登録済みの状態でいるのとでは、いざというときの動きやすさがかなり変わります。今の段階でお子さんの体調が落ち着いているなら、横浜市の施設一覧を開いて、大倉山か日吉のどちらが通いやすいかを確認するだけでも十分です。
わたし自身も「必要になってから調べる」を繰り返して何度か慌てました。事前登録の書類をダウンロードしておいて、かかりつけ医の受診時に利用連絡書のことを一度聞いておくと、次に同じ状況になったときに焦らなくて済む気がしています。
使う機会がないに越したことはありませんが、候補の施設を一つ決めて連絡先をメモしておくだけで、当日の朝の動きが全然違ってきます。今週末にでも施設のページをひとつ覗いてみてくださいね。













