DR補助金とは?横浜市港北区で蓄電池を導入するときの制度を整理

「DR補助金」と検索してみたものの、結局どの制度のことなのか分からなかった、という方もいるのではないでしょうか。蓄電池の導入を考え始めても、国、神奈川県、横浜市の制度がそれぞれ出てくるため、対象条件や申請時期を調べるだけでも迷ってしまいます。

地域情報メディア『こうほくぐらし』編集長のタカヒロです。制度について調べるとき、わたしはまず正式名称と、どこが実施している制度なのかを分けて見るようにしています。

この記事では、「DR補助金」と呼ばれる国の制度を中心に、神奈川県や横浜市の蓄電池関連制度との違いや、対象、申請先、募集状況を調べる順番を整理しました。

目次

DR補助金が指す制度を確認する

「DR補助金」という言葉だけでは、何年度のどの事業を指しているのか分かりにくいことがあります。DRとはデマンドレスポンスの略で、電力の需給バランスに合わせて、電気の使用量を調整する仕組みです。

神奈川県や横浜市にも蓄電池の導入を支援する制度がありますが、国のDR事業とは別のものです。いずれも蓄電池に関係するため混同しやすいのですが、対象や申請先は同じではありません。広告や検索結果で「DR補助金」という言葉を見かけたら、まず正式名称と実施主体を見てみましょう。

タカヒロ

「DR」だけで探すより、年度と正式名称まで見ると制度を見分けやすくなります

正式名称と実施主体の調べ方

国のDR家庭用蓄電池事業は、「再生可能エネルギー導入拡大・分散型エネルギーリソース導入支援等事業費補助金」の中で、DRに活用できる家庭用蓄電システムの導入を支援する事業として設けられることがあります。

事業名や区分は年度によって変わる可能性があります。「DR補助金」という呼び方だけで判断せず、経済産業省や、事業を執行する一般社団法人環境共創イニシアチブ(SII)の当該年度のページまで見ておくと安心です。

正式名称が長いうえに、よく似た名前の事業も出てきます。「何年度の事業なのか」「家庭用と業務用のどちらなのか」まで見ておくと、別の制度を調べてしまうのを防げます。

国と県と横浜市で制度が異なる

国、神奈川県、横浜市の蓄電池関連支援は、それぞれ別の制度です。対象となる設備や条件だけでなく、申請窓口や支援の受け方も異なります。

国のDR家庭用蓄電池事業

国の事業として行われ、SIIが執行するDR対応の蓄電システム導入支援です。事業内容や募集状況は年度ごとに変わります。

神奈川県の補助金

住宅用太陽光発電や蓄電池の導入を県が支援する制度です。対象条件や募集時期は、神奈川県の当該年度の公式ページで調べます。

横浜市の制度

横浜グリーンエネルギーパートナーシップ事業(YGrEP)など、市独自の設備導入支援があります。対象設備や還元方法は年度によって異なります。

YGrEPでは、対象設備を導入して条件を満たすと、キャッシュレスポイントなどで還元を受けられる年度があります。同じ蓄電池の支援でも、国の補助金とは仕組みが違うことを覚えておきましょう。

対象になる人や事業の見方

国のDR関連事業には、家庭用蓄電システムを新たに導入する個人などを対象としたものと、業務・産業用の設備を対象としたものがあります。

ただし、「自宅に蓄電池を付けるなら対象になる」とは限りません。対象製品やDRへの対応、販売事業者、契約時期など、いくつもの要件があります。導入を決める前に、その年度の公募要領に目を通しておく必要があります。

横浜市のYGrEPにも、市内の自宅に設置することや対象製品であることなど、年度ごとの条件があります。港北区に住んでいるというだけで判断せず、自分の住宅や導入したい設備が、その年度の条件に当てはまるかを見てみましょう。

補助対象になる費用の考え方

国のDR関連事業では、蓄電システムの機器代や工事費などが補助対象になる年度があります。ただし、どこまでが対象になるのか、補助上限はいくらなのか、どのように算定されるのかは、公募要領を見なければ分かりません。

横浜市のYGrEPでは、対象設備ごとにキャッシュレスポイントなどの還元額が決められる年度があります。補助額や還元額、対象条件は年度によって変わる可能性があるため、過去の記事や販売店のチラシに載っている金額だけで決めないようにしましょう。

申請期間と受付状況の確かめ方

補助制度や導入支援は、募集期間中でも予算の上限に達すると受付を終了することがあります。締め切り日が書かれていても、その日まで必ず申し込めるとは限りません。

受付中なのか、すでに終了しているのか、次年度の案内を待つ段階なのかは、調べる時期によって変わります。申し込みを考えたら、SII、神奈川県、横浜市など、利用したい制度の公式ページで現在の受付状況を確かめてください。

わたしも以前、別の制度で「まだ間に合うだろう」と思っているうちに、締め切りぎりぎりになったことがあります。それ以来、制度を見つけたら受付状況だけは早めに見るようになりました。

申請先と問い合わせ先の確認

国のDR関連事業については、その年度の事業ページに掲載されている事務局や問い合わせ窓口を利用します。経済産業省の制度であっても、実際の申請手続きや問い合わせは執行団体が担当していることがあります。

横浜市のYGrEPも、当該年度の公式ページに事務局や問い合わせ先が掲載されます。窓口や受付時間が変わる場合もあるので、電話をかける前に連絡先を見直しておくとスムーズです。

  • 国の制度は、その年度のSIIなどの事業公式ページへ
  • 横浜市の制度は、YGrEPなど各事業の公式窓口へ
  • 神奈川県の制度は、県公式ページに掲載されている担当窓口へ

申請前にそろえておきたい情報

対象になるかを調べるには、設備の型番や容量、見積もりの内容などが必要になります。書類や申請の順番は制度によって異なり、契約や設置を先に進めると対象外になってしまうこともあります。

STEP
正式名称を確認する

公式サイトで制度の年度、正式名称、実施主体を調べます。

STEP
対象条件を照らし合わせる

住宅や設備、契約時期などが条件に当てはまるかを見ていきます。

STEP
受付状況を確認する

募集が続いているか、予算到達による終了のお知らせが出ていないかを公式ページで確認します。

この順番で見ていけば、申し込もうとしたあとに「対象外だった」「受付が終わっていた」「契約する順番が違った」と気づく可能性を減らせます。

港北区での確認先と考え方

港北区で蓄電池の導入を考える場合も、国、神奈川県、横浜市のどの制度を利用したいのかを分けて考えると分かりやすくなります。横浜市の制度だからといって区役所が窓口とは限らないため、市や各事業の公式ページから問い合わせ先を探しましょう。

大倉山や菊名周辺でも、電気設備を扱う店舗や広告を目にすることがあります。ただ、「補助金適用後」と書かれた金額だけを見て決めるのは避けたいところです。何年度のどの制度を使った場合の金額なのかまで聞いておくと、あとから話が食い違いにくくなります。

公式情報で最終確認する流れ

口コミやまとめサイトの記事は、制度を知るきっかけとしては便利です。ただし、申し込みを考える段階では公式情報まで戻って確かめる必要があります。金額や募集期間が書かれた記事でも、その後に予算到達や条件変更が発表されているかもしれません。

SII、神奈川県、横浜市などの公式ページには、受付状況や変更のお知らせが掲載されます。記事が公開された日だけでなく、公式ページに新しいお知らせが出ていないかも見ておきましょう。

よくある失敗と向かないケース

気を付けたいのは、SNSや広告で見た「DR補助金」という言葉だけを頼りに話を進め、途中で別の制度だったと気づくケースです。問い合わせるときも、「何年度の何という制度について聞きたいのか」が分かっていると、話が伝わりやすくなります。

住宅の所有関係や設備の種類によっては、対象にならないこともあります。契約や設置の時期に決まりがある制度もあるので、「補助金が使えるなら付けたい」と思った段階で一度条件を見ておきましょう。対象になることが分かってから次へ進む方が安心です。

制度に間に合わせようと慌てて設備を選ぶより、まずは住宅の状況や設置したい設備、まだ契約前なのかどうかを整理してから公式情報を見る方が、必要な条件を探しやすくなります。

最後にわたしからの一言

「自分も対象になるかもしれない」と思ったら、まず気になっている制度の「年度・正式名称・実施主体」をメモしてみてください。「DR補助金」のひと言でまとめず、国のどの事業なのか、神奈川県の制度なのか、横浜市のYGrEPなのかを書き分けるだけで、その後はかなり調べやすくなります。

わたしも制度を調べるときは、最初に名前を正確に押さえ、そのあとに対象条件、受付状況、契約前に必要な手続きの順で見ています。

蓄電池の導入を考えているなら、まずは公式ページを開いて、「いま申し込めるのか」「自分の住宅は対象になるのか」「契約前に済ませる手続きはあるのか」の3点を見てみてください。ここまで分かれば、施工店へ何を聞けばよいのかも見えてきます。

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情報は更新時点のものです。最新情報は公式サイトもあわせてご確認ください。

この記事を書いた人

 「こうほくぐらし」編集長・タカヒロ

港北区在住のタカヒロです。地域情報メディア『こうほくぐらし』で、地元で役立つ情報を発信しています。

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